IP構内館内アナウンスシステム(ipAnnouncement) は、既存の社内ネットワーク(LAN/拠点間VPN)を利用して、マイク放送や定時チャイムを各部屋・フロアへ配信できるIP館内放送ソフトウェアです。
専用のアナログ放送配線工事を行うことなく、一般的なLAN配線とWindows PCや小型端末(Raspberry Pi等)を活用して放送環境を整えることができます。日常の業務連絡やチャイム放送はもちろん、気象庁データと連携した緊急地震速報の自動割り込み放送など、現場の安全管理を支援する機能を備えています。
管理コンソール画面のイメージと操作

※掲載の画面は動作イメージであり、実際の画面・仕様とは異なる場合があります。
管理用PCで起動するコンソール画面は、日常の放送業務を行いやすいよう4つの操作エリアに整理されています。
- 1. 配信エリア・部屋選択: 「全館」「1階」「2階」「工場棟」などのワンタッチボタンで対象エリアを選択できます。また、個別の部屋名にチェックを入れることで、指定した部屋だけに音声を届けることも可能です。
- 2. リアルタイム放送卓: マイクに向かって話すだけで生放送が可能です。大きな「マイク放送を開始」ボタンや音量レベルメーターを備え、放送前の4音チャイムも自動送出されます。
- 3. 定番・定時アナウンス音源: 「始業チャイム」「昼休み案内」「定時退社アナウンス」など、よく使う音源ボタンをクリックするだけで再生できます。
- 4. 週間タイマースケジュール一覧: 曜日や時刻に応じた定時チャイムやガイダンスを一覧で確認・登録できます。業務時間に合わせて自動的に放送が実行されます。
主な機能
1. マイクからのリアルタイム生放送
管理用PCに接続したマイクから、全館一斉または指定した部屋・グループを選択して音声を配信できます。遅延が少なく明瞭な音声伝送を行うため、来客の呼び出しや緊急連絡をスムーズに行えます。
2. 定時チャイムとタイマースケジュール放送
始業・就業・休憩時間のチャイム(ウエストミンスターの鐘など)や、定時の注意喚起アナウンスを曜日や時刻ごとに自動送出します。音声ファイルを登録するだけで、柔軟なスケジュール設定が可能です。
3. 緊急地震速報(EEW)の自動割り込み放送
気象庁の配信データを受信し、一般放送を行っている最中でも自動で割り込みます。警報チャイムとともに、震源地や最大予想震度を自動音声で全館に放送します。
4. 管理画面からの遠隔音量調整
管理PCの画面から、全館一括または各部屋の音量をスライダーで個別に調整できます。消音(ミュート)やプリセット音量へのワンタッチ切り替えも可能なため、会議中の部屋への配慮や夜間モードへの移行が容易です。
5. 既存の放送設備・アンプとの接続
各部屋に設置した受信端末の音声端子から、既存の業務用アンプや天井スピーカーへ接続して音声を鳴らすことができます。大がかりな設備更新を行わずにIP化を進められます。
活用シーン
- オフィス・自社ビル: フロアごとの業務連絡や定時チャイム。フロア別・部屋別の個別指定放送により、会議中エリアを避けた案内が可能。
- 工場・倉庫・作業場: 敷地内に複数ある建屋や作業棟へ、LAN経由で一斉放送。騒音環境に合わせたエリアごとの音量設定に対応。
- 学校・専門学校・研究施設: 講義室や実験室へのチャイム送出および地震時の安全確保アナウンス。
動作環境
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| 管理PC(送信側) | Windows 10 / 11(64bit)、USBマイクまたはマイク入力端子 |
| 受信端末(スピーカー側) | Windows 10 / 11 PC、または小型Linux端末(Raspberry Pi 3/4/5) |
| 音声出力先 | アンプ内蔵スピーカー、または既存業務用アンプのAUX/LINE入力 |
| ネットワーク | 社内LAN(有線LAN推奨/Wi-Fi)または拠点間VPN |
※記載の会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
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